インタビュー:宝石に魅せられこの道一筋
宝石が女性の指や胸元で輝くまでには、長い長い旅をしてくるのです。アフリカ、スリランカ等の国々の大地の中から堀り出され、研磨され、カットされ、バイヤーや加工業者等の手を経て日本に輸入され、日本国内でもまた多くの人々の手を経て女性の指や胸元等で光り輝くのです。前号では宝石類の小売店で有名な「ココ山岡」の前田副社長を紹介しましたが、今回は、この宝石に魅せられ、宝石の卸売業を営まれ、かつ、当協力会の青年部長である、伊藤宝石株式会社の社長伊藤文男さんを訪ねました。
伊藤宝石株式会社 取締役社長 伊藤文男 氏
新宿物品税協力会 青年部長
Q. 伊藤さんが現在の宝石関係の商売を始められた動機は何ですか。
昭和28年に学校を卒業すると同時に、当時、私の父が営んでいた、宝石や貴金属、古物等の商売を手伝っているうち、特に宝石に大変な魅力を感じまして、昭和39年に独立し、新宿区の落合で宝石関係の商売を始めまして、現在は上野にも店を出しております。
Q. お父さんがなさっていた商売は、だれがなさっているのですか。
私の弟が引継ぎ現在もやっております。
Q. 宝石関係の商売は、色々大変だと聞いておりますが、何か苦労話でも聞かせて下さい。
私達のような卸売業の場合には、宝石の鑑別眼が一番重要です。なぜなら、その宝石の価値判断は、自分自身の鑑別眼しかないからです。時には取引のため何日間も宝石を見ていると目から血がでたこともありましたよ。それほどにしても、自分の鑑別ミスで損をすることもあり、また、おもいがけない堀出し物があったりで大変です。
Q. 女性を美しく装わせる魅力的な商売も大変なのですね。ところで、この商売を子供さんがつぐわけですか。
宝石の鑑別等での苦労はかまいませんが御承知のように、この業界は色々の業者があり大変気を使う業界ですので子供にはつがせたくありませんね。
Q. 大変苦労の多い商売の疲れをいやすために何か趣味でも。
残念ながら、現在は仕事が趣味になってしまいました。以前は、昭和35年頃から始めたゴルフをしていたんですが、腰を痛めたことと、年令の関係もありスコアーが落ちてきたため、つまらなくなり、今は付合い程度です。
Q. 伊藤さんが当協力会に入ったのはいつごろですか。
私が独立して現在の商売を始めたのが昭和39年ですので、その2〜3年後に協力会が設立されまして、その設立時からです。
Q. 設立当初から協力会の仕事をなされて、色々苦労もあったでしょう。
大変な仕事をお手伝いさせていただいていると思っておりますが、物品税に関係ある私達にとっては、同じ仲間が団結することによって大きな力となり、その団結である協力会として、会員の親睦、税に関する研修会等を通じて会員の意見を聞き、会員のより良き発展のため、関係方面に対して会員の要望や改善意見を提出する等、私達にとって必要な会であると思い手伝わさせていただいております。
Q. 本日は大変ありがとうございました。どうぞお体に気をつけて、これからも、なお一層頑張って下さい。
署からのお知らせ
確定申告は正しくお早めに
昭和60年分所得税の確定申告期間は2月16日から3月15日までです。(注:2月16日は日曜日のため受付事務は行っておりません。)
所得税は、あなた自身が正しい所得を計算し税額を算出して申告し、納付することになっています。3月10日を過ぎますと、税務署の窓口がたいへん混雑しますので、申告と相談はお早めにお願いします。
給与所得者で確定申告をしなければならない方
給与の年収が1,500万円を超える方、給与を2か所以上から受けている方、給与以外の所得が20万円を超える方、同族会社の役員で会社から給与のほかに利息や家賃・地代収入等を受けている方。
確定申告で還付が受けられる方
火災や盗難にあった方、多額の医療費を支払った方、民間金融機関などから融資を受けて住宅を新築したり購入(中古を含む)した方、年の途中で退職しその後就職しなかった方。
申告所得の計算は収支内訳書で
白色申告者の方で、商売をしている方・地代や家賃収入のある方などは、所得の計算過程がわかる「収支内訳書」を確定申告書に添付して提出しなければなりません。61年分から青色申告される方は、3月15日までに「青色申告承認申請書」を提出してください。
贈与税の申告
昭和60年中に60万円を超える財産の贈与を受けたときは、贈与税の申告が必要です。申告と納税は、2月1日から3月15日までです。なお、「住宅取得資金贈与の特例」が創設され、昭和59年と60年の2年間に限り、親又は祖父母から住宅取得のための資金贈与を受けた場合には、一定要件のもとで500万円までの部分について贈与税の軽減を図ることができます。
マイホームを売却された方へ
昭和60年中に自分が住んでいた家屋とその敷地を譲渡した場合には、一定の要件のもとで、その譲渡利益金額から3,000万円の特別控除が受けられます。また、所有期間10年を超える居住用財産を譲渡し、新たに居住用の家屋及びその敷地を取得した場合には、課税の繰延べの特例を受けることができます。
振替納税が便利で有利です
振替納税は、金融機関があなたに代わって、ご指定の預金口座から振替えて納税する方法です。確定申告による第3期分の納税は、4月7日すぎに預金口座から振替えられますので、資金繰の面でも大変有利です。手続きは、「預貯金口座振替依頼書」の提出だけで済みます。
利子非課税制度の利用手続きが変わります
昭和61年1月1日からマル優(特別マル優を含む)や郵便貯金を利用する際は、本人であることの確認ができる書類を金融機関や郵便局の窓口に提示する必要があります。住民票の写しや保険証、運転免許証などがあります。詳しいことは、淀橋税務署源泉所得税部門にお尋ねください。