女性が実年・老年を美しく楽しく迎えるすすめ !!
昭和60年=「実年」という言葉が、中年と老年の間に作られました。50代60代の今の方々のイメージから作られた言葉です。ちょっと男性の方の為の言葉に聞えません?
男性のサラリーマンの方々の退職前後の人生が今一番注目されています。それは、心理的に肉体的に大きな変化をする時で、いかに対処するかが、個人の問題だけでなく、社会の、又家庭の大きな問題として考えられているからだと思います。その不安から男性を救済しようという感じが、この言葉の中に出ているように思うのは、私だけでしょうか。
女性は、もっと以前に、結婚した時に、子育がほぼ終りはじめた時に、心の不安を感じ、高年期には体や心の不安の時期をむかえて、かなりの孤独感を味わいこの実年と言われる年には、女性というよりおばあちゃんと言われる(孫などが出来て)老人の部類に属しています。
60才以上を老人と言うと、老人という言葉の中には、社会性がなくなってしまったような感じさえして、男性の場合落こんでしまうし、女性の高齢化が進み80才が普通になりそうな時代── 社会としては、言葉を作らなければならなかったのでしょう。そこで、「たっくす」婦人部コーナーでは高齢化にともない、美しい、実年、老年をいかにむかえるか、楽しくすごすか、女性としてたのしい毎日をいかにすごすかのお手伝いのページを作ることにいたしました。
何をしたら毎日が楽しいのか
子供がいつまでも子供であってくれればいいのになんて考えている人はいませんか? 主人でも病院に入院してくれれば充実した毎日なのになんてこわいこと考えてません!
おもいきって真赤なポルシェのスポーツカーで、御主人とドライブなんて出来る人はいいのですが、普通の御婦人は、まだまだつつましい毎日を考えているのだと思います。ムダのない人生をすごされた方ほど、この時期がつらいし、自営業の方は仕事が有りますので、毎日が大変でも、喜々として過されていますので、大変精神的には充実しています。
そこで暇が問題なのです。何かをみつけること、やりたいことをみつける。これがなかなかみつからないのが、大変な問題なのです。
やりたいことの見つけ方
- 子供の頃から、やってみたかった事を手がける
- 子供の趣味で興味ぶかそうな事をいっしょに行う
- 御主人の趣味を共にする
- お友達と何かをはじめる(姉妹で店やデリカなど)
- 若い人に交って仕事する(アルバイト)
- いっそ健康的に新しい仲間を作ること、今までに経験のない事をはじめては
そこでおすすめするのが、スポーツ
健康でなければいい女でいられない、健康でなければ美しい老人にはなれない。
出産・毎日の忙がしさで、くずれた体形を、骨の矯正をしてみませんか。今、実年期の方々は台所や家が女の城のごとく言われ、スポーツに親しんでいない人ばかりですから、学生時代からのスポーツ仲間をお持の方以外の方は、まず、簡単にはスポーツクラブのような所へ行くのが一番良いと思います。
時間が少ない人の為とか、いろいろのコースが有ったり、初めての人でもすぐお友達が出来るように指導して下さったり、健康チェックなども充実しているし、安心して楽しくスポーツを親しめると思います。一度、見学に近くのスポーツセンターを見にいかれてはいかがですか。スポーツの種類も、楽しみ方もいろいろあることがわかります。レジャーとしてのスポーツ、余暇のスポーツと、スポーツが、競争だけを中心としたものではないことに気が付くと思います。
有酸素運動(エアロビクス)のすすめ
「たっくす」では、簡単にできるスポーツを新宿住友ビル内にある、ドウスポーツセンターにいって聞いてまいりました。平均年齢56才と言われるグループの世話役の田村和子さんにお話をうかがいました。
心臓は生命を維持する上で最も重要です。そして心臓の働きは運動不足によって急速に衰えるのです。心臓の働きが衰えると全身持久力等の体力が低下してきます。ですから心臓の働きを正常に保つこと、そして積極的に強くすることは、健康増進の上で一番大切なのです。
心臓の働きを強くする運動種目としては、有酸素運動(エアロビクス)がよいです。有酸素運動とは、酸素を沢山消費しながら行う運動です。肺や腕をリズムに乗って交互に動かすようなリズミカルな運動が効果があります。そして、この運動は、一回一回の運動が強さにおいても、質においても同じ運動のくり返しなので安全性も高いのです。
一般的にできるリズミカル有酸素運動
- 歩行(正常歩)
- 急歩(いそぎ足)
- ジョギング(余裕をもってゆっくり行うかけ足)
- ランニング(ジョギングより速いかけ足)
- 縄跳
- その場かけ足
- サイクリング
- 水泳(時間をかけてゆっくり長距離を泳ぐ)
テニス・バドミントン・バレーボール・野球・ソフトボール・剣道も心臓を強くするのによい運動ですが、リズミカルでなく、アキレス腱断裂・筋断裂・骨折・捻挫・関節痛等の障害をおこしやすいので、リズミカルなスポーツを数ヶ月間トレーニングしてからの方がよいと思います。
高齢者として特に気をつけること
1. スポーツはまず健康でなければできません。体調に気をつけましょう!
運動前に、自分でチェックしましょう。自覚症状によるメディカルチェックの例:
- 食欲のぐあい、食事のもたれなき
- 便秘、下痢の有無
- ねつきの程度、深さ
- 起きたときの不快感
- 心配ごと、不安、なやみ
- 疲れ方、時間
- からだの痛み
運動中、下記の症状が出てきたら中止しましょう
- 胸痛が運動とともに強くなる
- 胸内が、かきまわされるように苦しくなる
- 高度な呼吸困難
- 強い疲労感
- 吐き気
- めまい
- 頭痛
- 四肢筋の強い痛み
- 足関節、膝関節、股関節などの脚の関節の痛み
- 足がもつれて走行が困難になる
- 脈拍が著しく増加する
2. 定期的な練習をしましょう!
講習などで基礎的な知識、技術は覚えますが、練習をしないと体が忘れてしまいます。期間があいてしまうと、体が動かないことがよくありますので、月に2回とか、自分で練習日を決め定期的な練習が大切です。
3. 無理をしない
若い力と沢山つかってきた筋肉とでは疲れ方が違ってきています。基礎体力が落ちてきているので無理をしない気持が大切です。
「ボケ防止に役立つ」「医療費の軽減につながる」などの意見がありますが、最大の効用は家に閉じこもりがちな、主婦や高齢者同志の交流の場として、スポーツセンターを利用することをおすすめします。
まだ不安の方のために
田村和子さんはダイビングインストラクターをしています。その生徒の中で、もっとも楽しんでいる大正生れの方を、御紹介いただきました。
長山恵子さんのご紹介
長山恵子さんは、大正4年1月28日堺市に生れ育ち、東京芸大を出て昭和15年10月15日結婚(子供二人)、現在、短期大学でピアノの講師をなさっております。家事・仕事でどんなに忙がしくても、毎日のピアノのレッスンと運動は必ず行うそうです。
スポーツらしいスポーツは60才になるまで一度もしたことがなく、体のためと、水泳を初めて、始めました。ただ体に良いのは水泳らしいと聞きましてはじめたのです。70才に入り、スキューバダイビングも、田村さんにすすめられて、始めました。さか立ちが体によいし、かたこりをなおすのによいのですが、さか立ちが私は出来ないので、ダイビングなら、体がさか立ちできるので、とはじめただけだそうです。
私達はごく回りの一部のスポーツにしか、目をやっていなかったと思いませんか。そして、一日の内の何時間も、スポーツをしなくても、少ない時間でも、楽しめます。生活の中に取入れることも出来ます。都心にも、海も山もおいしい酸素も、有るのです。
「たっくす」では、健康な毎日の為に、目的を持ってスポーツをすることをおすすめします。それは、女性としていつまでも美しい人でいようという目的をもってほしいと思います。健康な体を持つのが大切です。
みじかに、楽しい事は沢山あります。おしゃれをして、若い!と皆に言わせることも、楽しいと思いません。次回は、おしゃれを考え、アドバイスレポートします。