趣味のコーナー「釣り」

(株)牧原酒店 代表取締役 伊藤吉郎(64才)

小売酒販組合が、新宿間税会の新しい会員になって、最初の白矢が当たりました。

遊ぶことならなんでも好きな私ですが、子供の頃からの趣味が「釣り」であります。乗り合いから始めて磯釣、そして、到頭15年前には小型船舶の免許を取り、今は、専ら自分だけの「釣」を楽しんでおります。酒屋の本業も忘れないよう最近は回数は減りましたがそれでも月に3回位は出かけます。

愛艇「第3せいひろ丸」は、FRP製・27馬力エンジンを搭載した釣船タイプです。無線、ロラン、魚群探知機を備えており、東京湾沖に出ると、イカ、クロムツ、アコーダイ、オコゼ、カサゴ、キンメ、イサキなどが釣れます。全く釣れない時もありますが、自分で操縦し、ポイントをねらって、潮の流れを計算し、釣糸をいかに落とせるか…これが一番の楽しみです。自然を相手に探しあてているポイントで、ねらった魚が釣れるとそれはもう最高の気分です。

「せいひろ丸」の師匠のところで2年間、下宿住いをして、釣りの手ほどき、船の技術の修業をつんだもので、体で覚えた腕には自信が有ります。が、南風の時、エンジンを冷やす冷却水のポンプが故障してオーバーヒートし、仲間の船に無線で助けを求め、引張ってもらったことがありました。この時は肝を冷やしました。とにかく「安全第一」「無理をしない」を心掛けています。そして、人様よりは早く出航し、早く帰る。これは万一途中で何が起っても後から来る船を頼りにできるというメリットがあるからです。

釣人口が増え、テグスを始め釣道具も新素材を使って性能が格段に向上し、昨今は余り釣れなくなりましたが、昔は、1日で2キロ〜3キロクラスのタイを20匹もあげたことがあります。

釣った魚の料理は専ら妻に任せてあります。近所にも配りますが、最近は食べるまでにして差上げないとあまり喜ばれないようです。

万が一の事故を考えて、一人で出かけることが多いですが、以前に新宿の署長であった六部さんと一緒したことがありました。朝が早いので前の日から泊り込んで張り切っていましたところ、当日は、雨、雷のひどい天気になってしまって気の毒な思いをさせました。

昭和34年から付けている釣日誌は、今では大学ノート6冊になりました。(本業の帳面は妻に任せっきりですが……)この日誌を元に中日スポーツへ記事を書いたことも、今では懐かしい思い出です。

とにかく一杯飲みながら、妻を聞き役に話す釣談議は、最高のストレス解消法となっています。 天狗にならないよう、この辺で私の釣りの思い出話を終らせて頂きます。

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