ウエディングベルが二人のために鳴り響く日のために
あけまして、おめでとうございます。
新しい年「今年こそはするゾー(結婚のこと)」、思いも新たに、心浮かれて新年をお迎えの方もいらっしゃることと思います。
是非々々頑張って(チョット変ですネ、こんな言い方)、しかし、宝石屋の皆さんは、それはそれは待ち望んでいるのです。結婚したい方々以上に結婚する人が沢山ありますようにと!! 現在では「月給の3ヶ月分」とコピーが流行って以来、ダイヤモンドをエンゲージメントリングとして結納時に贈るのが一般的となりましたので!売れて?売れて?
女性の多い職場では、ボーナス後には誰かしら必らずその贈られたリングをして、目を輝やかしています。勝ち取った喜びが顔に出て、一段と美しくなったりして、贈られなかった女性達に「あんなちっぽけな物で身売りしちゃって」とか「私はもっと大きな物をプレゼントしてくれる人と結婚するんだもぅん」とか「愛があればダイヤモンドなんかいらない」とかひがまれたりします。
30年程前に結婚したお母様達にも、私達の時代には「お父さんが買ってくれなかったワ」、もっと古いお母様達は「戦争中で......」とかそして「お嫁さんのより大きいダイヤモンドを買って」と古いお父さんを苦しめています。
このように、ダイヤモンドは全世界の女性を魅了し、近年、これを女性に贈ることが普通であり、愛の証しにもなっています。
エンゲージメントリングとマリッジリングの起源
エンゲージメントリングは何時頃から、そして、マリッジリングは何時頃から私達の生活の婚儀の大切な物となったのでしょうか。
人間が装身具を着けるようになったのは、かなり昔のことで、衣服など身に着けていない時代に、既に、首輪、腕輪、足輪などを身に着けていました。
英国のポージーリング
英国では、ポージーリングと言って、リングの中に文字(名前や愛の言葉)を彫ったリングが流行しています。
Omnia Vincit amor (Love conquers all things)
Gage d'amour (Pledge of love)
このようなロマンチックな言葉を入れた結婚指輪らしいリングは、今でも充分新しい気がします。
結婚指輪の変遷
P.9結婚指輪は、大切な物として贈るということがはじまりですが、何時の頃からか、家同士の結婚の時代になると資産の程度に基づいて贈られるようになったようです。
ギリシャ神話の宝石や法王の宝石など、宝石の一つ一つの言葉にあやかって贈られた時代や沢山の宝石で女性を買い取った時代が、ヨーロッパでも長く続くのです。
宗教上の誓いのリングは、これからも変ることなく続くことでしょうが、婚約指輪の方は、時の流れにより変化し、現在欧米では、二人が二人の為にリングを作る時代になっています。ダイアナ妃のサファイヤリングとアンドリュー王子のルビーリングについて、インタビューでは、二人で家庭を築くさきがけとして、二人で宝石店に行ってデザイナーの人に自ら希望するデザインのリングを造ったと説明されていました。これからは、自分達の大切な思い出のためのリングをはめる時代がきたのです。
日本の結婚指輪文化
日本では、平安時代にコヨリで薬指をしばって結婚の約束をしたようですが、着物との折り合いが悪いために発達しなかったと思われます。又、家と家の結婚、職場に人手が必要とばかりに女性が人手として結婚させられたような所もあり、貧しい人達の多い日本では、もっと生活に必要な品物を贈る事が好まれ、リングを必要としなかったのでしょう。
中国の宝石文化
中国では、動産として男性社会で発達したため、主人から妻や妾に贈られたようです。宝石、特にヒスイが大好きな民族で、赤、紫、黄、緑、黒など、各色毎にラッキーを呼ぶ言葉が付き、死者の口にマウスジェードを入れ、生活の中に宝石が入り込み、髪や腕などを飾ったり、着物に着けたりしましたが、リングを結納として贈ることはなかったようです。
これからのエンゲージメントリング
日本でも近年映画のように、買ってあげたいと思っている男性も多くなり、女性も女優さんのように、彼に買って貰いましたと手を口元にあてて、ほほえみたいと思っています。そして、二人で自分達の誓いのために、彼を近くに感じるために、自分達だけのリングをはめたい人達が沢山います。
地球が小さくなって、世界中を飛び回る日本人となった今、二人の目印しに指輪をすることは、素敵な事だと思います。