新宿で一番古い時計店 ─ 新宿にはまだ自然がある
永い間新宿にお住いということで、多くの団体の役職に付かれ、何時もお忙しそうで、やっとのことでお時間を取らせていただきました。
今日は、お忙しい中、「たっくす」のために、お時間をいただきありがとうございます。
いえ、いえ、色々お仕事を言いつかり、各団体の会計職だけでも6つ程、やらせて貰っています。
星野さんの所が、新宿では一番古くから時計屋をしていると、当会副会長の千野時計店さんにお聞きしておりますが。
古いことは古いそうですが、はっきりとしていません。祖父に聞いても良くわかりませんでした。私は昭和13年12月19日大森で生まれ育ちまして、慶応大学卒業後、全く別の仕事をし、10年程前から現在の時計、メガネ業界に入ったものですから。
移り行く新宿での老舗も大変ですね。
そうです。最近は新都心開発のせいで、青梅街道側の店々は、ばらばらになって商売がしにくくなっております。
祖父の話に寄れば、400年位前は、我家は農家で、新宿駅前にある安田火災ビルあたりから中野の方まで、一面、星野の物だったようです。
江戸時代に「星野」の名を授かり ── 時は流れて今は、日本一の近代都市ですから。昔はたぬきや ── すすきですから ── 。でも今年もウグイスがちゃんと来たり、かえるも出るんです。だから新宿にもまだそれなりには、自然があります。
父が残した盆栽が200ばかりありまして、今ではそれが私の趣味となっています。
それはうれしい話しです。大きな都市になって欲しい反面、自然も残って欲しい。星野さんのように、新宿で自然を愛する人に住んで居て欲しいです。
お優しいそうで、早慶戦の慶応応援団とは思えませんでした。
インタビュアー 森田