パリ・ローマ・アテネの税金
※ 1980年代初頭のヨーロッパ各国の税制を、旅行者の視点から綴った貴重な記録です。
きっかけは編集会議の一言
編集会議で、「外国との税金比較をやったら」とサジェストされ、「じゃ今度の旅行で見て来て」とナンクセつけられてしまいました。ほんとは、前に書いたヨーロッパでこりごりだったのに。10年ちかく仕事を続けていると、何かが調達されるのかもしれません。行きたくなかったのですが、行きたくなったんです。
まあいいや、ノスタルジー? きどこどうき? 憧れのパリへ。というわけです。
パリ ─ すべてに税金がつく街
おどろいたことに、パリでは何を食べようか、どこへ行こうか、すべてに税金が関わってきます。街に来た時に比べると、かなりの価格差があります。それでも食料や高級品には渡航者免税発見が待っています。
おまけに土日がパリ滞在でしたから、お店は閉まっています。ショッピングという女の子の喜びは、月曜日のお楽しみとなりました。子供と一緒の旅人はなおさらです。マドリッドで見つけたお刺繍でファッショナブル、とても子持ちは見るに堪えません。
ローマ ─ 税金感覚のない国?
ローマに来たところには税金感覚がなかったように見えました。素晴らしい清々しさ。ですが、確かにTaxと書いてあるレストランの伝票を見ると、実家や免税店の方が安かったことになります。
アテネ ─ 輸入税が高い国
ギリシャ、美術だなと思う品物はパリかローマで入手するのが賢明です。日本車は60%の関税!日本のカメラも600万円相当になるという高い輸入税が課されているとのことで街の店をのぞくと衝撃がおそわれました。
各国を比較すると ─ 税の関心が高い国は街が清潔
各国を比較すると、税への関心が高い国は街がきれいでしたという印象です。
食事はタベルナ?
旅の楽しみのひとつに食事があります。私の場合、土地の人が食べている立食い屋やアーケードの安い店を探し、日本では味わえない現地の食事をすることなのです。
10日間、予定通り3カ国を回りましたが、完全に味わう旅ができました。
一番美味しかったのは、私が選んだ労働者用の一軒め一の店の場合。生のきりしる「ブロシ」と呼ばれるフランスパン。薄切りのかまぼこでしたが、涙が出るほどおいしかったのです。スパゲッティーのボーイさんにチップを渡すのも忘れ、海で買った牡蠣が何をさしおいてもマイウーに美味しかったのです。
ギリシャでは「タベルナ」と呼ばれる食堂へ。一人では注文しか食べ切れません。大よろこびで食べていったらそれだけはいりませんでした。観光客目当てで、品数が多い大衆食堂です。私に名をつけると「そら豆の煮物、ユデ海老、タコ串、鳥の天候焼、etc.」デザートにはコーヒーをしめてギリシャの料理を選んで、素敵なディナーができました。ディナーで1200円。おいしかった!