(資)伊勢友商店 新宿酒販懇和会会長 坂本誠

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平成元年は消費税の導入ばかりが目立ってしまいましたが、お酒に関しても酒税法が改正になり、しょうちゅうやビール、ウイスキー等の税負担格差の大幅な縮小や従価税制度及び級別制度の廃止等が行われました。新宿酒販懇和会の会長であり、高田馬場の駅前で御商売をなさっている坂本誠一さんを訪ねました。

Q.お酒も大変お強いように思えるのですが、どのようなお酒を好んで飲まれるのですか?

A.それが一滴も飲めないのですよ。長年商売をしていて言えることは、近年、流行の変化が特に激しくなってきています。ビールは外国メーカーのものが人気ですし、ワインにも力を入れています。リキュールがよく売れていますね。税制改革で洋酒が大幅に値下げになり、購入層がずいぶん広がりました。

Q.いつ頃から御商売を始めていらっしゃるのですか?

A.酒屋は免許制なんです。昭和8年にここで生まれまして、海城高校を卒業し、中央大学の法学部及び商学部で学んだ後、東京コカ・コーラの販売元である小網食品に就職してセールスマンをしていました。昭和43年から現在の酒屋を営んでおります。

Q.高田馬場の街の様子は当時と比べてどう変わりましたか?

A.早稲田大学が近くにありますから、学生の多い街ですね。当時は苦学生が多かったのですが、最近の学生はお金持ちになりました。それから東南アジアの方々等が大変多くなりましたね。うちの店では韓国語、中国語、英語で「いらっしゃいませ」と入口に書いてあるんですよ。経営の原点は"良い品を安く、そしてまじめに販売"ということです。

Q.懇和会はいつ出来たのですか。

A.平成元年6月に発足しました。以前は地域ごとに戸塚支部、新宿支部と分かれていたのですが、税務署との窓口を一本化するために新宿酒販懇和会となったのです。

歴史の本がお好きで、スポーツではゴルフが御趣味とのこと。大変無口な方でしたが、お話を伺ってみると、商売に対する真摯な姿勢と高田馬場の街への深い愛着が伝わってきました。坂本さんのような方が御主人だったらいいなと思うのは、私だけでしょうか?

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