ブックタイトルtax-vol.56-2009-a

ページ
2/16

このページは tax-vol.56-2009-a の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

tax-vol.56-2009-a

(2 翌着任のごあいさつ新秋の候、新宿間税会の皆様方におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。私は、この度の人事異動で新宿税務署長を拝命し、東京国税局調査第三部次長より転任して参りました脇でございます。前任の倉田署長同様よろしくお願い申し上げます。新宿間税会会員の皆様方には、平素より、税務行政全般にわたり、深いご理解と多大なご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。新宿間税会におかれましては、昭和27年の設立以来、間接税に関する唯一の関係民間団体として正しい税知識の普及と納税道義の高揚に多大な貢献をしていただいております。これもひとえに、田尾会長様をはじめ役員並びに会員の皆様方のたゆまぬご尽力の賜物であると深く敬意を表す次第でございます。さて、この7月から全国の税務署で一斉に「内部事務の一元化」という施策がスタートいたしました。この施策は、納税者の皆様の利便性の向上と税務署の業務の効率化を図ることを目的といたしまして、税務署内での部署や税目の垣根を取り払い、共通的内部事務を統合して一つの部署で一元的に処理するもので、これによりご来署された方々へのワンストップサービスが実現し、より一層便利になると考えております。しかし、事前準備は十分行ってはおりますが、スタートしたばかりでございますで、不馴れな点もあると思いますが、何とぞご理解いただきますとともに、ご意見等がございましたら、ぜひともお聞かせ願いたいと思っております。また、引き続きe-Taxの普及拡大についてのご協力をお願いいたします。昨年9月に閣僚を構成員とする政府のIT戦略本部により「オンライン利用拡大行動計画」(新行動計画)が公表されました。この新行動計画において、法人税、所得税及び消費税の申告など主要な11 手続(先行手続)については、平成23年度末までにオンラインによる利用割合新宿税務署長脇孝喜を70%とする目標が決定されました。この11 手続(先行手続)については、平成21 年3月末の全国値で55.3% の利用率を達成しましたが、3年後に日本全国総じて利用率70%を達成するためには、税務行政に対しまして格別のご理解のある皆様自身に、実際にご利用いただくことが非常に重要であると認識しております。e -Taxのご利用に当たって、不明な点等がある方につきましては、実際にe-Tax を使っていただくところまで、職員によるお手伝いもさせていただきたいと思っております。また、関与税理士がいらっしゃる方につきましては、税理士が皆様に代わってe-Taxの申告をする代理送信という方法により利用していただくことも可能ですので、こちらの方法をご利用いただける方は関与税理士の方に一度ご相談いただきたいと思います。そして、e-Taxの更なる普及、あるいは利用率の飛躍的な向上のためには、税務行政に深いご理解のある間税会の皆様が、e-Tax利用の推進役として積極的に広報をしていただくことが大いに有効であると考えておりますので、重ねてご協力をお願いいたします。着任した印象でありますが新宿税務署管内には、都庁に象徴されるような超高層ビルが立ち並ぶ西新宿のオフィス街もあれば、歌舞伎町のような日本一の巨大な歓楽街もあり、また、大久保・百人町の中国・韓国色あふれる街並みがあるかと思えば、戸塚・落合地区の学生街や閑静な住宅街がありと、非常にバラエテイに富み、多面性を持った街と感じております。「適正・公平な課税の実現」という私どもの使命を果たすためには、この日本経済を担っている街、新宿でご活躍されている皆様方からのお力添えが必要不可欠であります。今後とも変わらず、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。結びに当たり、新宿間税会の益々のご発展と、会員の皆様方のご健勝とご事業のご繁栄を心から祈念いたしまして、私の着任のあいさつとさせていただきます。..