ブックタイトルtax-vol.55-2009-a

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概要

tax-vol.55-2009-a

8コラム生活習慣病の予防と改善監修者仲慎美子Platanus NetworkIntegrated Health Clinic for Women女性のための統合ヘルスクリニック「イーク丸の内」院長医学博士・認定内科医・産業医・人間ドック認定医前回に引き続き、女性に最も関心のある乳がんのことを取り上げました。女性のたくさん働く街一新宿、恥ずかしがらずに検診を受けられる環境作りが大切です!検診を受ければ、多くの命を守る事が出来る。他の癌とは違い、若い時から検診をしてほしい。仲先生にお話を伺うと、病院へは毎日多くの女性の方が検診にいらして、早期発見で多くの可能性を見つけ次の人生へのスタートラインに立っている方がたくさんいらっしゃるようです。その方々のたくさんのデーターから推測される中にこれからの予防と対策が見えるのではないかと思い、その内容をご報告いただくことにいたしました。.女性の健やかな生活のためにH本の女性の乳癌検診の結果と食事現在日本の女性では乳癌になる方が多くしかし体の比較的表面にある癌のため進行癌で発見されても、かなり治療できます。従って闘病期間が長くなってしまいます。したがって死亡率は順位が低くなります。( 図1.)長期にわたる治療費、個人や家族の精神的負担を考えますと早期発見早期治療が大切です。乳癌検診の検査は従来行われてきた視触診があります。最近の研究調査では診断率が低いとされています。しかし一般的な日本の女性の乳房の大きさでは割合丁寧に診察すると診断されますが、どうしても精査率が高くなります。検診の場ではどうしても男性医師も遠慮がちになりますし、受診者が遠慮されることも多くなります。しかしこれは自己検診としてはとても重要なことです。毎月定期的に自己検診して1ヶ月ごとに大きくなる、違和感が例えば倍々と強くなる箇所があれば専門の医療機関を受診してください。(表1.)図1 日本でのがんの罹患数と死亡数の割合.OD 厚生労働省がん研究助成金による「地域がん登録」研究班の推計値1995~1999(2004年)emこ9「人口動態統計」厚生労働省(2003年確定数)