ブックタイトルtax-vol.5-1984-a

概要

tax-vol.5-1984-a

インタピュー一歩先を考えて株式会社カメラのさくらや代表取締役社長羽倉秀秋．各界著名の士である会員からお話しをI今回はカメラ業界にあって活躍中の、掠カメラのさくらや社長羽倉秀秋氏に、出店目標や社員の教育などについて、忙しいなか時間をさいてお話しをうかがいました。● ?〇今日は初めてお目にかかります。テレビやチラシ等でよく宜伝をおみかけして、新宿というイメージの強い会社と思いますが。1. 社長自身カメラのご趣味はございますか。カメラの趣味はございません。写真をとっても下手な方で、年に2、3回家族の写真を撮る程度です。2. 会社を始められた動機とご趣味との間柄は？商売をしたいという気持は子供の頃から、学校を卒業して悌浅沼商会というカメラ・写真材料の卸商社に入社したのが写真業界人としての始まりです。昧カメラのさくらやへは26オの時に入社しました。3. 何店ぐらいのご出店を目標とされていますか。又、その理由は？出店の店舗目標はありませんが、業界の市場を少しでも左右する店舗の力は持ちたいです。本年11月メガネ館、電器館をオープソいたしましたが、やはりメガネ、電器共に業界の市場を左右する店舗数、力を同様に持ちたいものです。4. お客様に安く提供できる店作りの苦心談をお話し下さい。又、何か秘訣がございますか？苦心というほどのものはありませんが、今日も明日も又安く売れる店作りのためにはどうしたら良いかを常に考えています。どんな小さなことでも安く売れる方法がありますれば実行したいです。しかし、親切、ていねい、サービスの上にたっての｀｀安く売れる”ということは大変むずかしいと思っています。5. ご商売のポリシーとか人生のポリシーなど聞かせて下さい。ボリシーというほどのものはありませんが目標を持って何事も進んで行きたいと思っています。6. 社員教育はどのように行っていますか？社員教育は日常の教育反復作用が現在では一番だと思っております。朝礼・終礼の5~10分間の間に同じことを毎日くり返してひとつひとつ教育して行く方針です。社員教育の基本方針は自己啓発が中心の教育メニューとなっており、まず入社後2ケ月間の基礎教育。基本的な販売知識。商品知識。一般教養の習得が主な内容であり、次に実務教育各配属部署における実務を通じて企業人としての知識を身につけることを目的としています。そのほか、総合的なレベルアップを図るため年数回外部講師による合宿集合研修を実施しています。また、視野を広めるために海外研修として社員をアメリカ、・ヨーロッパに海外出張させ、海外市場を視察させています。7. これからの方針とか時代の先取りのための勉強はどうされたのかお聞かせ下さい。勉強というほどのものはまだしていませんが、いつも企業は長く存続させることが仕事だと思っていますので、自然と自分なりに一歩一歩先を考えるようになっています。-9 -