ブックタイトルtax-vol.4-1984-a

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概要

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蠣人部コーナー第1図頭髪の構造第2図頭髪の断面図I毛先き函毛根毛母毛細血管\毛乳頭かかり鱈い毛●の裏皮絞"かかり易い毛●の喪皮紋1111んた毛の畏皮紋"胃冒□贋第1図の説明毛髪は皮膚の付属器官です。従って皮膚を大切にすることが良い毛髪を保つ条件といえます。シャソプーのときも、ヘアーのお手入れの時も、地肌をお忘れなく。毛髪は図のように皮膚から斜めに生えています。この毛の生え方(毛流)に逆らってヘアスクイルをしても良い仕上りにはなりません。皮脂腺は脂を分泌させる器官です。この腺の働きの活発な人はオイリーヘアです。起毛筋は人間が進化する以前からの機能の名残りで、外敵に対して毛をふくらませて大きく見せるための筋肉です。(喧嘩している猫を想像して下さい)従って、怖い目にあったとき、驚いたときにこの筋が働いて、所謂、総毛だつという現象を生みます。毛乳頭は毛髪の成長を司どる神経部分で、この神経が健全である限り毛髪はいくら脱けても、抜いても次から次へと生えて来ます。火傷や怪我をしてこの神経が死んでしまった場合には毛は再び生えて来ません。男の人に多い禿も、この神経の退化によるものです。毛横部↓第2図の説明毛髪は3層から成り立っていて、最も大切な毛髪の本質といわれるのは中間の毛皮質の部分で、外側のキューティクルはその大事な皮質を守る保護的な脂で、魚の鱗のような形で重なり合っています。この重なり合いがあらい毛髪は隙間が多いために乾燥し易い性質を持っています。この重なり合いがびっしりと混んだ髪の場合は乾燥や傷みに対して強い毛髪です。その代りに薬品類を毛髪内部に浸透させ難いのでコールドバーマがかかり難く、ヘアダイも染まり難いことがあります。傷んだ毛髪というのは、左図の一番下の部分のようにこの鱗が剣がれ落ちたり、ずれたりしていて外気や水分が自然に毛皮質に出入りし易くなっています。この鱗の隙間をオイルで防いで、外気による一層の乾燥化を防ぐのがヘアークリームやヘアートリートメソトの役目です。..-8-