ブックタイトルtax-vol.3-1984-a

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概要

tax-vol.3-1984-a

婦人部コーナーこの季節、世のご婦人連関心の的``毛皮"についての、あれこれを? ???…....小田急百貨店、ファッショソコーデネーター・倉屋勇治氏にお忙しいなかをさいて戴いてお伺い致しました。(先づ毛皮と、ファッションについて)もともとは、プランF志向の強いものでしたが、近ごろは他のおしゃれと同じ流れとなって来ているようです。そして裁断の向上によりレザー&毛皮など異系材を合わせる技術がクローズアップされ、従来のファッショソに加え新しいジャ`ノルを作り出しています。(毛皮の主な生産地は)世界の三大産地として、ソ連・カナダ・中国があげられます。いずれも国土が広大で、寒冷地であることが共通しています。主なものを種類、名称ごとにあげますと〇テソ・・・ロシヤ‘ノセープル・ストーソマーチソ(ソ連) ・アメリカンセープル〇ミソク..…? (カナダ)〇ィクチ??…? コリソスキー(ソ連)ウィーゼル(中国)〇スカソク・・・(米国)〇ウルフ・・・・・? (カナダ)〇キツネ・・・・・・プルーホックス(グリーンラソド)・シャドー、ホワイト、シルバーホックス(カナダ)レッドホックス(ソ連)プラチナホックス(ノルウェー)〇タヌキ・?? …(日本)〇ヒョウ・・・・・・レオパード(ソマリア)〇ネコ・・・・・・・・・リンクス(カナダ)〇チンチラ・・・(ボリピア)〇ラム・・・・・・・・・(中国~)(毛皮は高価なものとのイメーヂがつよいのですが、その価値感と耐久性について)天然の有機物である毛皮を衣料として完成させ、その美しさや、しなやかさを長持ちさせる為「デザイソ→裏地つけ」まで10 数回のいろいろな工程をふんで造られます、工程は人の手から手へわたる手造りの要素が強く厳密にいえば二着として同じものはないといえます、この辺に毛皮の価値感があると思います、同時に一生ものといわれるゆえんでしょう。耐久性については種類によって差があり値段の高いものが必ずしも長持ちするとは限りません、一般的には水棲動物の毛皮がすぐれているといわれています、強いものから順に掲げてみると、0100 ~ 90 o/oオットセイ0 90 ~ 80 o/oビーバー・ミソク(旋殖) ・オセロット080~70o/o レオバード・ミソク(野生)ラム・リス070~60% ピーバー・ウルフ0 60~50o/o フォックス類・リソクス・セープル・クヌキ0 50~40% カーフ・コリ‘ ノスキー040~30% フ、ロードテール・チ‘ノチラ・ラピット(刈毛)020~10% スワカラ・ラビット(長毛)010~ 5 o/o ヘア(野うさぎ)(価値惑は判りました、それにしても大衆に....は高値の華です、どうしてこうなるのでしょうか)それは狩猟は勿論、祖殖でも非常に手間がかかり、流通形態も次のように複雑な段階と長期にわたる工程を経て消費者の手に渡ることとなるため高価格を呼んでいるわけです。-8-..