ブックタイトルtax-vol.21-1992-a

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概要

tax-vol.21-1992-a

(新年のご挨拶ヽーノ新宿間税会会長田尾有一新宿税務署長鈴木俊彦新宿間税会々員の皆様,明けましておめでとうございます。平成4年の新春にあたり謹んで新年の御祝詞を申し上げます。旧年中は,会員皆様方の一方ならぬご支援,ご協力を賜り,つつがなく会務を逐行できましたこと,衷心から厚くお礼申し上げます。また,当会々報「たっくす」が昭和57年に創刊されて,昨年で満10年を経過致しました。編集に携わってくださった方々に深く感謝申し上げると共に,これからも親しまれる機関誌として,益々充実発展させていきたいと考えております。さて,昨年の日本経済は,金融引締政策によりバプル経済が崩壊, 87年以来の永きに渡って続いた我が国の好景気も減速傾向を鮮明に致してまいりました。本年の景気見通しは,前半は減速傾向が続き,景気が上向くのは後半以降になるとの予測が大半のようでございます。一方,税制面でも企業収益の悪化に伴い,大蔵省では平成4年度予算の財源対策として,普通自動車の暫定消費税率6%の継続,たばこ税の引上げ,法人臨時特別税や,石油臨時特別税の継続等が検討課題となっているようです。今,私達を取り巻く情勢は,ソ連の急速な改革にも見られるように著しい変化を遂げており,全く予断を許しません。この様な状況化の中,私達間税会におきましても時の流れに遅れることなく,迅速な対応が求められると思います。これからも会員皆様方と共に,一致団結し,会の益々の発展の為,精一杯の努力をいたしていく所存でございます。何卒,会員皆様方の一層のご支援,ご協力を賜りますようお願い申し上げます。終わりにあたり,皆様方のご健勝を心からお祈り申し上げまして新年のご挨拶といたします。明けましておめでとうございます。新宿間税会の皆様には,輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。旧年中は,消費税をはじめ税務全般にわたり,本当にお忙しい中を深い御理解と多大な御協力を賜り心からお礼申し上げます。特に,改正消費税等に関する説明会,青婦人部による移動研修会など会活動を通じまして,税知識の普及と納税意識の高揚のために御尽力を頂きました。また, 「税を知る週間」行事の一環として新たに開催された東京国税局等の主催による「暮らしを支える税展」におきましても,種々の御協力を頂き,お蔭様で素晴らしいイベントを飾ることができました。深く感謝の意と敬意を表する次第であります。本年も,引き続き充実した会活動を大いに展開されまして,ますます飛躍を遂げられますよう御期待申し上げます。さて,昨年は消費税の一部改正が行われ,また,土地税制につきましても総合的な見直しが行われ,本年から地価税が導入されることとなっておりますが,このように税務を取り巻く環境が一段と厳しさを増す中で,今後も税に対する納税者の関心はますます高まりを見せるものと思われます。私ども税務行政に携わるものといたしましては,適性かつ公平な課税の実現と信頼される税務行政の推進に,より一層の努力を重ねてまいる所存でございます。どうか皆様方におかれましても,今後とも税務のよき理解者として,なお一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げますとともに,新しい年の始めに当たり,新宿間税会のますますの御発展と,会員の皆様の御健勝,事業の御繁栄を心から祈念いたしまして新年のあいさつとさせていただきます。..-2-