ブックタイトルtax-vol.17-1990-a

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概要

tax-vol.17-1990-a

新年のご挨拶明けましておめでとうございます新宿間税会会長田尾有新宿間税会々員の皆様,明けましておめでとうございます。平成2年の新春にあたり謹んで新年の御祝詞を申し上げます。旧年中は、会員皆様方の一方ならぬ御支援御協力をいたゞき、つつがなく会務を遂行できましたことを心より厚くお礼申し上げます。平成元年度は、消費税施行年度であり当会も「新宿間税協力会」より「新宿間税会」と名称を改め、気持も新に会の運営にあたって参りました。幸いに新らしい会員の方々を多数お迎えでき、会が益々発展いたしました事は大変な喜びでございます。消費税に関しましては、税制改革の柱として高齢化社会の福祉を念頭に制定されたものでありますが、施行後の反響は意外に強く参議員選挙の与野党逆転の一因となりましたことは皆様御承知の通りであります。今、税の廃止、見直しを巡って論議されている所でありますが、私達としましてはその定着について真剣に取り組み推進していかなければならないと痛感しております。幸い日本経済は好景気に恵れ順調に進んでいる一方で、人手不足は深刻化し、国際経済は激しく変動し一年先さえなかなか予測できない状況ではありますが、会員皆様方の御協力を得て会発展のため、カー杯努力いたす所存でございますので、旧年に倍する御支援の程お願い申し上げます。終りにあたり、皆様方のますますの御繁栄と御健勝を心からお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。新宿税務署長河村修司明けましておめでとうございます。新宿間税会の皆様には、ますます御清祥にて新年を迎えられたことと心からお慶び申し上げます。昨年、貴会に置かれましては、元年6月に改組され、文字通り間税会元年であったわけですが、正しい税知識の普及と、納税思想の高揚のために、幅広い活発な活動を続けられ税務に対する御理解と御協力には、衷心より御礼申し上げます。さて、御承知のとおり、税制改正は、高齢化? 国際化の進展等、将来の展望をふまえ、国民の税に対する不公平感を払拭し、所得・消費・資産等の間で均衡がとれた安定的な税体系を構築することを目指して実施したものであります。その改革の一環として創設された消費税も9カ月が経過しました。経済取引や、物価情勢、申告状況等を見て、概ね円滑に実施されているものと受止めておりますが、消費税は新しく、なじみの薄い税であり、今後とも、「広報」「相談」「指導」を基本とした施策により、消費税の定着に努めて参る所存であります。しかしながら私どもの努力のみではその実現はなかなか困難であり、間接税の経験と実績のある貴会の皆様方の御理解と御協力をいただくことが是非とも必要であります。どうぞ今後とも税務行政に対し、より一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。おわりになりましたが、この新しい年が貴会のますますの御発展と、会員の皆様方の御繁栄につながるよい年でありますよう心から祈念して新年のご挨拶といたします。-2-..