ブックタイトルtax-vol.16-1989-a

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概要

tax-vol.16-1989-a

署からのお知らせ.消費税は、簡素で、中小事業者の事務負担に配慮した仕組みになっています。● 消費税の納付税額の計算(原則)は次のとおりです。●納付税額=巴門門竺竺占げ(税抜き) x贔,一年間課税仕入れ(税抜き) x訃〇' -売上げに対する税額仕入れに含まれる税額? 税込み経理の場合には3、両に代え、戴を用います。・税額の計算は、課税期間(個人は歴年、法人は事業年度)中の売上げに対する税額から、同じ期間中の仕入れに含まれる税額を差し引くだけです。仕入れに含まれる税額の方が多ければ、還付されます。? 仕入れに含まれる税を控除するのは税が累積しないようにするためです。? 仕入れには商品の仕入れのほか事務用品の購入や設備投資ほど事業のための購入はすべて含まれます(ただし、給料・賃金は含まれません) 。? 仕入れの計算は、帳簿の記録や納品書、請求書などによって行うので簡単です。? 免税事業者や消費者から仕入れた場合にも仕入れ税額を控除できます。●前々年(前々事業年度)の年間課税売上げ(税抜き) 3,000万円以下の事業者の方. …? 免税? 消費税を納める必要はありません。? 輸出業者などの還付を受けられる事業者の場合は、選択により納税義務者となることもできます。●前々年(前々事業年度)の年間課税売上げ(税抜き) 5億円以下の事業者の方………簡易課税制度・売上げのみから納付税額を計算できる仕組みが選択できます。納付税額=年間課税売上げ(税抜き) X 0.6% (卸売業者は0.3%)仕入れに含まれる税額を課税売上げに対する税額の8割(卸売業者は9割)とみなします。その結果、0.3劣= (l- 0.9 ) x3 劣 )。 ・なお、いったんこの制度を選択した場合、2年間は変更できません。●その年(事業年度)の年間課税売上げ(税抜き) 6,000万円未満の事業者の方………限界控除制度? 免税事業者とのバランスを考慮し、納付税額の全部または一部が軽減されます。年間課税売上げ(税抜き) ー3,000万円納付税額=本来納付すべき税額x3,0 0 0万円たとえば、年間課税売上げ(税抜き) 4,000万円の事業者は、本来納めるべき税額の3分の1を、5,000万円の事業者は3分の2を納めればよいことになります。また、課税事業者でもその年(事業年度)の課税売上げ(税抜き)が3,000万円以下であれば、実際の納税額はゼロとなります。-11 -