ブックタイトルtax-vol.12-1987-a

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概要

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中⑮ 銘茶.する様になったといわれます。また、砂漠に住み、慢性的な野菜不足に悩む蒙古の人々にとっても、お茶は、健康を維持するうえで無くてはならないものでした。その昔は、戦いに備えて育てあげた大切な駿馬とお茶を交換し、近代でもお茶を得るためには、彼らの必需品である綿羊を提供したのだとか。綿羊一頭の値にも等しい高価なものだからでしょう。お茶は何回も入れて飲み、最後には、茶葉までも食ぺてしまうというのが蒙古流。“お茶を飲みましょう,,というときも、彼らの言葉で“お茶を食ぺましょう,,というのだそうです。日本には、唐朝に遣唐使を送って以来、お茶が持ち込まれ、そのころから次第にお茶を飲む風習が伝わったのだろうと考えられています。欧州に飲茶の風習を伝えたのは、元の時代I属ン上も12立月幻.ぽ婦人部コーナー探訪函閤緑茶を二次加工して作られる発酵茶のブーアール黒茶の一種で、雲南省特産の普凋茶。入れたお茶の色は紅茶よりも濃い目の色で、何回も出るのが特徴。渋味がなく抵抗なく飲める。に中国に滞在したマルコポーロ。お茶を扱う商人が登場するようになると、アジアとヨーロッパの連絡ルート、シルクロードは“緑茶の路”とも呼ばれました。ところで、世界各国のお茶の呼び方は、英語のTEAをはじめ、フランス、スペイン、デンマークなどの“テ”、ギリシャ、トルコなどの“チャイ,.のふたつに大きく分かれます。広東省から陸路を使いヨーロッパにもたらされたお茶が“チャ”と呼ばれ、福建省から海路で西ヨーロッパに伝えられたのが“テ”と呼ばれているのだそうです。お茶、すべての路は中国に通ずなんですね。味は日本のほうじ茶と似ていて、深みのある渋さと甘みがある。鉄観音、水仙は、福建や台湾、広東の各省で生産されている烏龍茶の代表的な銘柄。- 7-