ブックタイトルtax-vol.12-1987-a

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概要

tax-vol.12-1987-a

婦人部コーナー.... +楽茶I司源食事のとき、お茶がないと落ち着かない。ケーキには紅茶がつきもの。“日常茶飯事,,とはよくいったものですね。近頃では、これに加えて中国茶もよく飲まれるようになりました。ところで、緑茶も紅茶も、もとをただせば薬茶としてスタートした中国茶から生れたものだとか。ルーツをたどれば中国銘茶に出合います。\\緑茶の路、シ)レクロード中国の食思想は“医食同源,,。薬も食事も同じものなのだから、ふだんの食事で病気を予防し、不老長寿、強壮強精を得ようというものです。もちろん、お茶は医食同源の食事になくてはならないもの、もともと薬茶としてスター茶ぃ毛公口>針んっ艮ざム白毛でおおわれた芽だけを摘み取り、そのまま日陰干しした白茶のひとつ。お湯を注ぐと、芽が1本1本の茶柱になって立ち、杉林のように見える。さっぱりした味が特徴。1菜莉花翠_.,, .la-ヽ●緑茶のなかにジャスミンの花を加え、香りを加えたお茶。北京をはじめとする華北の人たちが好んで飲んでいる。秦の始皇帝が好んで飲み、当時は一般の人は飲めなかった。トし、その後、嗜好品として世界に広まりました。世界中の飲茶の風習はすべて中国から伝わったものなのです。遠い昔、唐、宋のころ、中国はアジア大陸の西南端にあるアラピアと通鹿を行なっていました。ところが、当時の海路往来では、新鮮な野菜の不足が深刻な問題。アラビア船では、壊血病で倒れる乗組員が後を絶ちません。これに対し、中国船の乗組員はというと全員がいたって元気。ひとりとしてこの病にかかる者はいません。その秘密は、毎日のお茶。こ存知のようにお茶にはビタミンCがたっぷり含まれています。航海中、毎日何回となくお茶を飲んでいた中国船の乗組員にとっては、野菜不足も平気だったんですね。これを知ったアラビア人は、以来、お茶を病気よけの薬として珍重し、高価な値で取引..- 6-